まだコロナコロナという昨年末のお話。

同じ商圏内にある整骨院が潰れていてビックリしました。

というのも、エキテンというポータルサイトで地域では常に1位にランキングされていた整骨院でしたし、派手に宣伝してるなと思うぐらいネット広告にも常に表示されていました。

それだけじゃなく「神の手を持つ18人に選ばれた」とホームページにはデカデカと掲載していました。

「なぜ神の手を持ってるのに保険を使ってやっていたんですか?」と聞けなかったことが今は心残りですが(笑)

まぁ、潰れた本当の理由は分かりません。

でも、本当に患者さんに支持されていたならそうはならなかったはずです。

あくまでネット上ではありますが「地域一番店」が潰れたことを自身の教訓にすると、いろんなことが見えてくるのではないでしょうか?

繁盛店になる為の構造はシンプルだ!ということは以前にもお伝えしましたが、

その中で重要なのは「リピート」です。

「患者教育」も同じぐらい大切ですが、まずはリピートをしてくれない事には始まりません。

この視点を忘れてしまうと最終的に安定した経営を手に入れることはありません。

 

なぜ、リピートが大切なのか?

ビジネスの観点から見てみましょう。

新規も多いに越したことはありませんが、大切な考え方は「新規と既存で同じ利益を上げるにはどちらの方がコストがかかるのか?」ということ。

例えば、ウチの患者さんは1回の施術で5,400円を支払います。

仮にその患者さんが1回しか来てくれない場合、1年間の売上は5,400円です。

もしその患者さんが毎月1回来てくれれば1年間で12回。売上は64,800円になります。

つまり、リピートしてくれる患者さんを1人失うということは、年間にして12人を失うのと同じダメージになります。

2人失うと24人。

3人失うと36人。

10人だと120人。

もう考えるだけで恐ろしいです・・

これだけの新患さんを集めるのにどれだけの費用がかかるか、ホームページやチラシ集客をしている先生ならその大変さが分かると思います。

患者さん1人を獲得する為に必要な広告費は8千円〜1万円と言われている昨今、

リピートは広告費が1円も掛からない(ある種の)集客方法です。

リピーター失うことが治療院にとって大きなダメージであると同時に、大きなリスクになることを意識することが大切です。

ではどうすればリピーターを増やしていけるのか?ということですが、

結局のところ「商品力」「人間力」です。

よく「リピートをさせるためにどんなセールスをしていますか?」「台本があれば見せてください。」などの質問をいただきますが、

「商品力」「人間力」がなければ、患者さんもアホではないのですぐに見破られてしまいます。

結局はこの2つをいかにアップさせるかが非常に重要ですが、もちろん台本的なものがないわけではありません。

・問診票の作り方

・質問の仕方

・初診の流れ(順番)

・クロージング

など、さすがに1回のブログでは書ききれない量なので、共有できる方法をちょっと考えますねー。