今回は「孤独はいかんぜよ!」です。
「経営者は孤独だ!」というフレーズをよく耳にしますが、皆さんはどうでしょうか?
困った時にアドバイスをくれる人や本音で話せる人はいますか?
僕は独立をして12年が経ちましたが、最近になって思うのが、やっぱり一人では何もできないし解決出来ないことだらけなので、いろんな人に会って、話を聞きいてもらうのが結局は最善の方法なのかなと、そう思うのであります。
と言うのも、どうやら人には「得意なこと」と「苦手なこと」があるみたいです。
例えば、
アイデアがポンポン浮かぶ人。
マニュアル作りが得意な人。
お店作りが上手な人
人材育成が上手な人
数字に強い人。
根っからの職人さん。
など、人によって様々なタイプがあり、それぞれに魅力があります。
「よし、全部極めてやるぞ!」と言う意欲は素晴らしいのですが、おそらく人生がいくつあっても足りません。
なので、まずは自分がどのタイプなのかを見極めることが最初のステップだと思います。
そして、苦手な分野は人に頼ればいいんです。
苦手なら自分でやらなきゃいいのに、全部自分でやろうとするから全てが中途半端になって、ちーん・・・となります。
僕は、経理も苦手、患者さんの管理も苦手、掃除も苦手、電話対応も苦手と、苦手なものだらけです。
だから、そういうのが得意な人を採用して、受付さんにしてはちょっと破格のお給料を支払っています。本業(治療)に専念できているのはそんな受付さんのおかげです。
僕の場合はどちらかというと、人よりもいろんなアイデアが浮かぶタイプだと思っているのですが、そんな僕でも「良いアイデア」がゼロから浮かぶことはほとんどありません。
たいていは、人と話をしている最中に考えがまとまってきたり、「自分が取り組んでいる課題」とか「行き詰まっていること」とは全然違う話をしている中で、相手からヒントをもらって、ふとアイデアが浮かぶことが意外に多いです。
メンターとSkypeをしている時も、いろんなセミナーに参加した時も「あ、コレはアレに応用できそうやな」なんてことが本当にたくさんあります。
自分だけで解決できることなんてほとんど無いんやから、ひとりで篭るのは良くないと思います。
さて、お勉強の仕方は「料理のレシピ」に例えられることがあります。
僕は「海老チリ」が大好物なんですけど、
例えば、海老チリをゼロから思いついてあの味にたどり着くなんて到底無理ですよね?
百歩譲って、食材と調味料が目の前に置いてあっても、何をどれだけ入れたらいいかが分からないので、あの味を出すためには相当な時間が掛かります。(たぶん途中で諦める)
だけど、プロのシェフに「レシピ」を教わって料理をすると、割とすぐに近い味が出せるようになると思います。
自分が得意なことと苦手なことをハッキリさせて、苦手な分野は人に頼る。
誰かに頼るのは最初は勇気がいりますが、廃業して家族を路頭に迷わすことに比べたらなんてことはないです。
ということで、今回の投稿は
「孤独はいかんぜよ!」でした。