邪馬台国の時代に、僕たちのご先祖さまはどんなものを食べていたのでしょうか。

カワハギの干物、くるみ、栗、もち玄米のおこわ。

邪馬台国って、すごい昔ですけど食べていたもの自体は今でも食べられているものが多いです。

「魏志倭人伝」をもとに卑弥呼の食事メニューを再現し、実際に女子学生に食べてもらう実験があって、その結果がとても興味深いものだったのでご紹介したいと思います(^^)

実験の結果で何が興味深かったかというと、嚙んだ回数です。

1食あたりの噛んだ回数は、平均で約3,990回に及んだそうです。

数えたことないと思いますが、現代食ではどれくらいだと思いますか?

なんと、現代食では、平均620回!

噛む回数は実に6分の1に減っています(‘Д’)

なんとなく分かってはいたけど、実際に実験をして数字を出してみると、こんなにも違うんですね。

スルメや干物、いり豆などは食卓から姿を消し、代わりにほとんど噛まなくていい、ハンバーグやスパゲティ、カレーライスなどが子供たちの人気メニューになっています。

これでは顎が弱くなって当然ですね。

成長期の顎の筋力の発達具合は、学力や運動能力に関係してきます。

大人でも、よく噛んで食べる習慣は、

・食品の消化を助けて、栄養吸収を促進

・唾液の分泌で、むし歯・歯周病予防

・脳を刺激、活性化

・食べ過ぎを抑制し、やせやすい体に

・強いあご作りと顔の筋肉が鍛えられ、顔周りがシャープに

これはたくさん噛んだ方が良いですね(^^)

噛む回数を増やすには、例えば、料理の工夫。

やわらかいスパゲティにもイカを混ぜるなど、やはり毎日の食事の中で噛む習慣づけていくことが大切だと思います。

1口30回を目安にして、1食あたり約1,500回を目標にしてみましょう。

ではまた次回( `ー´)ノ