11月は1年の中で最も気温の下がり方が大きい月です。
また日中の気温のアップダウンも大きく、風邪をひいたり体調を崩しやすい時期でもあります。
中でも最近増えているのが「喘息」です。
成人の気管支喘息は、過去30年間で約3倍にも増加したというデータがあり、その多くがアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)を特定できない非アトピー型だそうな。
つまり、まだこれといった原因が見つからないので治療法がないわけです。
では、一体何が原因なのでしょうか?
まぁ、お医者さんでも分からない病気を、一介の治療家に解明できるハズがないのですが、当院にも喘息で苦しんでいる患者さんが来られます。
そして、体の歪みを直す施術をした直後に息がしやすくなったという方も多く、長年苦しんでいた喘息が改善したという報告もあるので、
「私の喘息は体の歪みが原因だったの?」と聞かれることがあります。
確かに体の歪みを直したら喘息が治ったところだけを切り取るとそう思う気持ちは分かります。
ただ私なりにお答えしますと、姿勢の悪い人がみんな喘息になるわけではありませんが、喘息の人は姿勢の悪い人が多いことは事実です。
喘息というと呼吸が出来なくなってしまう症状ですが「呼吸」と「姿勢」にはどのような関係があるかというと、
まず、呼吸は肺や気管支だけでするものではなく、肋骨や胸骨、鎖骨、肩甲骨など胸郭の骨やそれらを支えている筋肉が連動します。
そして、それぞれが独立して働くのではなく連動する呼吸システムなのです。
体が歪んでしまうと、この呼吸システムが正しく働かなくなります。
その結果 喘息を引き起こしやすい状態になってしまうのです。
もちろん、肺や気管支に問題があって喘息が起こっているケースもありますが、それでも呼吸をしやすいように体の歪みを整えてあげることは非常に効果的です。