ダイエットは始めてすぐの頃はとんとん拍子に体重が落ちていくものです。

しかし、ある日を境にいきなり体重が減らなくなってしまう、いわゆる「停滞期」というものがあります。

この停滞期ですが、原因は「ホメオスタシス効果」によるものだと言われていて、「いつもの体」を維持しようとしてくれる機能のことです。

ダイエットで急に痩せると、体は自らを飢餓状態だと判断してしまい、エネルギーを消費しないように動き始めます。

死なないために必要なシステムなのですが、痩せたい時にはとんだお節介ですよね。

そんな困った停滞期におすすめなのが「チートデイ」です。

チートデイのチートは「cheat」=ズルを意味していて、ダイエット中の食事制限を無視して好きなだけ食べてしまおう!という日です。

「そんなことをして本当に良いの?」とお思いかもしれませんが、

「いいんです!」

なぜなら、体が飢餓状態だと錯覚しているホメオスタシス効果を防ぐには「食べること」が最も有効だから。

もちろん間違った方法でチートデイを設定すると逆効果になりますが、正しくチートデイを行えば今までのダイエットが嘘のように効率的に痩せられるかもしれませんよ。

チートデイには主なメリットが3つあります。

 

・代謝を落とさない

体が飢餓状態だと判断すると、基礎代謝を下げるように調節します。そこでチートデイを行い「ちゃんとカロリーを摂取していますよ」と体にアピールすることで、代謝が落ちすぎるのを防ぐことができるのです。

・栄養状態を整える

食事制限をしていると、どうしても必要な栄養素が取り切れないことがあります。それを補うためにもチートデイは必要だと言われています。

・ストレス軽減

3つ目はストレスの軽減です。いくら健康のためとはいえストレスは溜まります。そんな中で、「食べても良い日がある」というのは非常に強力なモチベーションになります。チートデイの1日のためなら、つらい食事制限や運動も頑張れるのではないでしょうか。

では、チートデイの正しいやり方を解説していきたいと思います。

・タイミング

まずは、いつチートデイを行えば良いのか?というと、必ず「停滞期」に行ってください。

停滞期でもなんでもないダイエット期間のストレス解消のために行うのは意味が全く違うからです。

・頻度

チートデイの適正頻度は、実は体脂肪率によって変動します。

男性の場合、

25%以上:必要なし

20%~25%未満:2週間に1

15%~20%未満:10日に1

10%~15%未満:1週間に1

10%未満:4日に1

女性の場合、

体脂肪率30%以上:必要なし

体脂肪率30%25%34週に1

体脂肪率25%20%23週に1

体脂肪率が20%15%12週に1

体脂肪率が15%10%1週間に1

体脂肪率が10%以下:週12

先ほど少し述べたように、チートデイは基本的には好きなものを食べてOKですが、暴飲暴食を推奨するものではありませんので、ほどほどに!