熱中症対策にクエン酸

7月に入り、暑さが増してきました。
体が暑さに慣れていないのに気温が急上昇するこの時期は「熱中症」に注意しましょう。

熱中症対策と言えば、こまめな水分補給や暑いところでの運動を避けることなどが思い浮かびます。
以前に効率よく水分補給をするための電解質(ナトリウムやカリウム)のお話をしましたが、今回はそれ以外にできる対策について学んでいきたいと思います(^^)

熱中症対策にもクエン酸

レモンやグレープフルーツなど、柑橘類のすっぱい成分に含まれているクエン酸は、疲労回復に良いとされている成分です。
具体的には、クエン酸サイクル(TCAサイクル)という体内のエネルギー生成過程において重要な役割を担っています。

1. 疲労回復
クエン酸は乳酸の蓄積を抑制するため、運動後の疲労回復に役立ちます。これにより、体力の維持と熱中症予防に寄与します。

2. 体内のpHバランス維持
クエン酸には乳酸の発生を抑制したり打ち消したりする働きがあり、血液をサラサラにしてくれます。

クエン酸の摂取により血液が弱アルカリ性を保つことで血流が良くなり、老廃物の回収も捗ります。

3.ミネラルの吸収率アップ
クエン酸にはミネラルを包み込んで吸収しやすくする「キレート作用」という働きがあります。カルシウムや鉄などのミネラルの吸収をサポートします。

 

クエン酸の効果的な摂取方法

食事から
クエン酸は柑橘類に豊富に含まれています。
ですが、食べ物に含まれるクエン酸量は、梅干し1個に1g、レモン1個に4gほどです。
1日15gを摂取することが望ましいと言われているので、食事のみで継続的に摂取し続けるのは難しいと感じます。

サプリメントから
サプリメントであれば、充分な量を簡単に摂取できます。
粉末だと飲むときにかなり酸っぱいので、錠剤タイプがおすすめです。
過剰摂取の心配はないので、積極的に摂取していきましょう。

ではまた次回( `ー´)ノ