「あなたが痩せない理由」の3つ目は、「便秘の人は体重が減りにくい」です。
これは単純に「便をため込んでいるから」という理由だけではありません。
便秘が続くと基礎代謝が落ちてエネルギー消費が落ちてきます。
すると普段と同じ生活をしていても体重が増えやすく痩せない原因になります。
まずは便秘の種類について知っておきましょう☝️
あなたはどの便秘症ですか?
1.弛緩性便秘
便秘症で悩んでいる方の大半がこの弛緩性便秘症です。
これは大腸の蠕動運動が十分に行われないために起こります。
カチカチの便の方はこのタイプです。
女性や高齢者に多く、
症状:お腹が張る、残便感、食欲低下、肩こり、肌荒れ、イライラなど
原因:食物繊維不足、極端なダイエット、運動不足 などがみられます。
2.けいれん性便秘症
腸が緊張しすぎてなる便秘。
便がうまく運ばれずにウサギの糞みたいなコロコロした便になるタイプです。
症状:食後の下腹部痛、残便感、便秘と下痢を繰り返す。
原因:精神的なストレス、環境の変化、過敏性腸症候群 など
3.直腸性便秘症
直腸に便が停滞してうまく排泄できな便秘。
高齢者や寝たきりの人や便を我慢する習慣のある人に多い。
症状:便意をあまり感じない。
原因:直腸にある便が蓋をしているためうまく排泄できなくしている。
ちなみに、女性に便秘症が多い理由は
✅ 身体的要因
男性に比べると女性は腹筋が弱い人ため、便を送り出す力が弱い。
✅ ホルモン作用
月経周期により生理前のプロゲステロンの分泌量が多い黄体期(基礎体温が高い)は水分や袁敏をため込みやすくなります。
結果的に大腸から便の水分が吸収されて便が硬くなることで便秘になります。
また、プロゲステロンは妊娠初期に流産しないように子宮筋の収縮を抑制する働きもありそれが腸の蠕動運動を低下させて便秘にします。
✅ 無理なダイエット
食事を減らすダイエットをすると食物繊維や水分、脂肪分を減らす状態になり腸の蠕動運動を低下させ便が硬くなり排泄しにくくなります。
✅ 精神的ストレス
旅行や環境の変化など精神的なストレスは自律神経の緊張を招き便秘になりやすくします。
薬は根本的な解決にならないので常用はかえって便秘症をひどくします。
それぞれに特徴や原因がありますが全てに当てはまる原因もあります。
それは「腰椎・骨盤の歪み」です。
骨盤の正式名称は「腸」が入っている容れ物という意味で「腸骨」と言います。
腸の器である骨盤が歪むと、中に入っている腸も必然的に圧迫されます。
そして骨盤が歪むと骨盤の上に連結している腰椎(L1-L5)も連動して歪むため、腰椎から出ている腸の働きを司る神経が正しく働かなくなります。
結果的に腸の働きがおかしくなります。
施術中に腸がグルグル動き出す(お腹が鳴る)経験がある方もいると思いますが、あれは、骨盤・腰椎が正しい位置に戻ることで正しい神経伝達がされ、腸が働き出すためです。
便秘を解消するには骨盤を整えておくことも大切です。