今回は
「決断するのはいつ?」というお話です。
生きていると、決断に迫られる時が必ずやってきます。
僕たちの仕事で言うと、
・独立を考えた時
・施術メニューを増やす時
・施術の料金を上げる時
・従業員を増やす時
などでしょうか。
そんな時、人はアドバイスはくれますが責任は取ってくれないのですべて自分で決めるしかありません。
何を隠そう、僕も 整骨院を開業して1年経った頃、廃業を考えたことがあります。
通帳の預金残高がゼロになり、銀行からはそっぽを向かれ、消費者金融のア◯フルさんからお金を借りて何とかお店を立て直して今があるわけですが、
辞めるのは現状を変える一番楽な選択です。
だって、もう頑張らなくていいんだから。
でも、あの時逃げ出さずに前へ進むという決断をして本当に良かったと思っています。
振り返ってみると、当時の僕はうまくいかない理由を全部スタッフのせいや周りの環境のせいにしていました。
自分に落ち度があるのを認めてしまうとアイデンティティが崩壊しそうで怖かったのかも知れません。
そんな経験を経て思うのは、
現状は全て自分が決断した行動の結果だということ。
批判を覚悟で言いますが「上手くいかないのは自分のせい」だし「上手くいったのは自分のおかげ」だと僕は思っています。
なぜなら、何を信じてどれを選択し誰に師事するかを決めたのは自分自身だからです。
まぁ自分のおかげとはいえ、僕たちは天才ではないので自分を磨くための投資は必須です。
ここで言う投資とは、自分を成長させるために使うお金のことで、
広告宣伝費などはコレにはあたらず、僕らの場合ほほとんどが技術セミナーや人間学のセミナー費用でしょうね。
まぁ、どこにどれだけの投資をするかはあなた次第ですが、誤った決断をしないために、決断する時のポイントをいくつかご紹介します。
昨年の終わりに、お酒を飲んでSNSに上沼恵美子さんの批判をした動画を投稿をして大炎上した芸人さんがいましたが、
「イライラしている時」「不安な時」「お酒を飲んでいる時」など感情が動いている時に決断をすると上手くいかないことが多いです。
そして、知らず知らずのうちに周りに迷惑が掛かってしまいます。
では、どんな時に決断をすればいいのでしょうか?
それは、冷静かつハッピーな時です。
決して、
今月の家賃払えるかな・・
明日の予約ゼロや・・
全然お金がない・・
もうアカン・・
なんて思考の時に下す決断は、いい出来事を生むはずがないと言うことは知っておいてください。
そして、もう一つ。
思いつきで行動をするのもよくありません。
お酒を飲んでいる時に何かにヒントを得て「あっ、これいいな」と思うことや、ふとアイデアが浮かんでくることがあります。
アイデアが浮かぶのは非常に素晴らしいのですが、それを行動に移すのはその裏付けを取ってからにしましょう。
例えば、
施術メニューを新しくしたり値上げをする際に、
先輩に相談しなかったり、患者さんの生の声を聞かなかったり、受付さんやスタッフに相談せずに勝手に決めたり、
実際の数字を見ずに「いけるっしょ!」ってやっちゃったり、必要な予算を組んだりせずにすぐに行動に移してしまうのは良くないです。
前にも言いましたが、結局1人では何もできないし、誰かの協力を得なければ達成できないことがほとんどです。
僕の院では、仮に自分の中で答えが出ていたとしても、何かをする時には必ず受付さんに「こういうのしたいんですけど、なんかいいアイデアないですかー?」と相談し、1から一緒に作っていきます。
やらされていることは長続きしないけど、一緒に考えて同じゴールに向かって進んでいくと、次第に放っておいても勝手にやってくれるようになってきます。
一人で全部できて褒められるのは子供の時だけ。
人に任せるというのが経営者のお仕事です。
言うことを聞かない患者さん。
予約しといて来ない患者さん。
思うように働いてくれない従業員。
それは、紛れもなく経営者であるあなたが作った作品です。
現状はあなたが決断をしてきた結果なのであれば、
上手くいっていない人は 決断をするタイミングを変えてみるのもひとつの手かも知れませんね。
次回から、治療院やサロン経営に特化した内容も入れていく予定なのでお楽しみに。
では!