デトックスという言葉はいろいろなところで使われていて、毒素が体の中から出るというようなことを謳っている商品も結構ありますが、はっきり言ってそのようなものはありません。

人間の体で毒素の分解をしてくれているのは肝臓と腎臓だけですから、この商品を使うと汗と一緒に毒素が出るというようなことを謳っている商品は嘘です( ゚Д゚)

肝臓や腎臓を大切にすること以外は基本的にはデトックスとしての効果はないのです。

今回は、毎日お酒を飲む人が、デトックスをするために身に付けると良い習慣についてのお話です。

肝臓に良い飲み物とは

みなさんが必ず一度は飲んだことがあるある飲み物を飲むことによって肝臓にとても良い効果があるということが示された研究があります。

エラスムス医療センターのロッテルダム研究です。

ロッテルダム研究というのはオランダ人2,400名を45年間にわたり追跡調査するということを行った有名な研究で、そのデータを元に分析を行ったわけです。

それによると、あるものを普段からよく摂っている人ほど肝臓に対するダメージが低いということが確認されています。

それはなんと、「コーヒー」です。

コーヒーを日常的に飲んでいると肝臓に良い効果があるということが示されたのがこのロッテルダム研究ですが、実は、なぜコーヒーが肝臓に良いのかということについてはまだわかっていないというところが興味深いです。

コーヒーの成分としてはカフェインが一番に思いつくと思いますが、コーヒーにはカフェイン以外にも有効な成分がたくさん含まれていて、抗酸化作用がとても高い飲み物です。

現状ではこの抗酸化作用がポイントなのではないかと考えられています。

1日1~3杯のコーヒーを飲もう

2013年に発表されたメタ分析を見てみると、肝臓がんのリスクとコーヒーの摂取量について、1日1杯のコーヒーを飲むだけでも肝臓がんのリスクはなんと4割も減るという結果が確認されています。

そして、1日3杯のコーヒーを飲むと肝臓がんのリスクは5割も減るともされています。

ですので、毎日お酒を飲む人や肝臓を健康に保ちたい人は、毎日コーヒーを飲む習慣を身につけると良いのではないかと考えられます。

ただ、注意しないといけないのは、お砂糖たっぷりの甘いコーヒーや缶コーヒーに関してはこれに当てはまらないということです。

缶コーヒーの抗酸化作用に疑問があるというよりは、海外で缶コーヒーって見たことないですからね。

データがないんですね(‘ω’)ノ

お砂糖たっぷりコーヒーは明らかにダメですけどね。

みなさんも仕事や家事の合間にコーヒーブレイクをしてみてはいかがでしょうか。

ではまた次回( `ー´)ノ