今回は、現代人はドーパミンが過剰に分泌されているというお話です。
ドーパミンは、楽しいことをしたり面白いことをしていると分泌されるわけですが、本来はやたらめったら分泌されるものではありません。
ところが、今はスマホを見ればすぐにゲームもできるしNetflixも見れるし、友達とLINEすることもできます。
本来は人間が生存するために必要なものですが、そのような行動が容易にできるようになった影響でドーパミンが過剰に分泌されすぎています。
ドーパミンバランスが崩れると起きる問題
まずは、ドーパミンの役割について簡単にご紹介いたします。
人間の脳は喜びの感情の処理と苦しみの感情の処理を同じエリアが担っていて、そのおかげで苦しいことを乗り越えた後に快感を感じることができます。
これによって人間は苦しいこともできるようになったようです。
いわゆるランナーズハイという状態です。
苦しみの感情が過ぎた場合には、脳がドーパミンを分泌させて苦しみを和らげてくれます。
これを脳のホメオスタシスと言います。
ドーパミン良いやつやん(^^)
では、ドーパミンが分泌されすぎるとどうなるのでしょうか。
ドーパミン依存症
YouTubeやネット動画で例えてみましょう。
毎日刺激の強い動画を見ていると、ちょっとぐらいのコンテンツでは喜びを感じなくなってしまい、ひたすらYouTubeやNetflixを見るようになります。
逆に、それを見ていない時には、不安を感じたりイライラしてきたり、渇望感が生まれたり不眠の症状が出てきます。
禁断症状。まさに依存症ですね(‘Д’)
ドーパミンの過剰分泌によって、喜びと苦しみの感情を調整してくれる脳のホメオスタシス機能が崩れてしまっているのです。
YouTubeなどに限らず、SNS・ゲーム・ギャンブル・お砂糖・買い物・タバコ・薬物などでも当てはまります。
身に覚えのある人もいるのではないでしょうか?
これはかなり危険で、多くの先進国では、うつ病や不安障害、慢性痛、自殺者の割合がどんどん増えていますが、その一因であると考えられています。
このドーパミンを分泌させるネットや動画などと距離を置くのはかなり難しいです。
スマホがあるせいで、目の前は誘惑で溢れています。
対策は本当に難しいのです(‘Д’)
いつまでも満足できない・幸せを感じられないドーパミンゾンビになってしまう前に、スマホやゲームと少し距離を置いてみると良いかもしれませんね(‘ω’)ノ
ちなみに、ボクも目の前の誘惑に流されやすいのですが、これらの危険性を知っているだけでも多少は違ってくるかと思います。
みなさんも今回のブログを読んだら、頭の片隅にドーパミン依存症のことと、その危険性を覚えておいてください。
ではまた次回( `ー´)ノ