春先に環境が変わり、心と体の疲れを感じている方は多いのではないでしょうか。

なんだか疲れた、やる気が出ない、イライラする、気づかないうちになっている。五月病は普段のちょっとした工夫で緩和されるかもしれません。

 

五月病を予防するカギは「セロトニン」

「セロトニン」とは別名「幸せホルモン」と呼ばれる脳内物質で、精神を安定させる働きを持っています。

セロトニンが不足すると落ち込みやすくなったり、不眠になりやすかったりと、五月病やうつ病につながりやすいと言われています。

 

セロトニンはリサイクルされる

セロトニンは一度使われると分解されますが、一部は回収され、リサイクルされます。

このときセロトニンを回収するのがセロトニントランスポーターです。

セロトニントランスポーターの数が少ない人はセロトニン不足に陥りやすくなるとされています。

セロトニントランスポーターには遺伝子量の多いL型(ロング)と遺伝子量の少ないS型(ショート)の2種類があります。

L型はセロトニンを多く作り、S型は少なく作ります。

遺伝子の組み合わせはSS型,SL型,LL型の3種類があり、日本人は特にSS型が多くて全体の70%近くを占めます。

一般的にLL型の遺伝子を持つ人は楽観的な性格だとされますが、日本人は全体の3%、アメリカ人は32%、アフリカ人はなんと73%です。

日本人は心配性でアフリカ人は楽観的だというイメージはこの数値からも確認できますね。

SS型が悪いというわけではなく、日本人は不安を感じやすいため入念に準備し、細部まで目を通す慎重さが民族的な特徴とされています。

時間どおりに動く電車や正確な設計・建築など、日本人特有の細やかな心配りに活かされています。

次回は、五月病のようなお悩みを解消すtるやり方についてお話したいと思います。

ではまた次回( `ー´)ノ