最近は科学データにもとづいたトレーニングが主流となっています。
「水を飲むな」「休むな」「気合いだー」
いわゆる根性論を振りかざす人は若者たちから煙たがられるようになってしまいました。
教育においても「褒めて伸ばす」という方針が主流になり、根性論やスパルタ式は古い、非効率というイメージが出来上がりつつあります。
はたして、本当に根性論は意味がない時代遅れのものなのでしょうか?
アメリカの心理学者であり、ペンシルヴァニア大学のアンジェラ・リー・ダックワース教授は、「成功する・目標を達成するための素質」の研究で2013年にマッカーサー賞を受賞しました。
ダックワース教授は研究の中で成功するために最も必要な素質として「GRIT」という言葉を作りました。
Guts(ガッツ):闘志
Resilience(レジリエンス):粘り強さ
Initiative(イニシアチブ):自発性
Tenacity(テナシティ):執念
以上の4つの単語の頭文字をとってGRIT(グリット)と読みます。
日本語訳では「やりきる力」と書かれていましたが、僕たち日本人はずっと前からこの言葉を知っています。
「根性」です。
あらゆるデータを集めて、成功するために必要な素質を研究した結果が根性だったというのはとても興味深いです(^^)
たしかに、理論や科学データを無視した根性論は時代遅れです。
ですが、理論やデータを駆使しても必ず壁にぶち当たる時が来ます。その壁を乗り越えていく力こそが根性なのだと思います。
ダックワース教授が米国陸軍士官学校向けに開発した「グリットスケール」によって、あなたがGRITの高い人間かどうかを計測することができます。
以下の10個の質問を5段階評価で回答した数値を合算し、10で割った数字が「グリットスコア」となります。
グリットスコアは5段階評価で表され、5が最高値で1が最低値となります。また、低い数値が出たとしても、これはあくまで現在の状態を表したものであり、グリットを高める行動を重ねれば数値は改善されます。
改善方法もありますので興味のある人は調べてみてください(^^)
ではまた次回( `ー´)ノ