更年期障害は、特に40代を過ぎたあたりから気になり始める体の不調の総称です。

今回は自身でできる、または治療院で取り組める更年期障害の対策についてのお話をしたいと思います。

更年期ケアは「血流をよくする」こと!
更年期障害の症状としてよくお聞きするのが、顔や上半身ののぼせやほてり、いわゆるホットフラッシュと呼ばれる症状で、これらは血流に原因があります。
血液は酸素や栄養素を体中のあらゆる細胞に届けたり、細胞に溜まった老廃物を回収する役割をこなしています。
それらと同時に熱を運ぶ役割も担っているのですが、血流が悪くなっていると末端の細胞には十分な酸素や栄養が届かず、また熱も届かず冷たくなってしまいます。

のぼせ・ほてりの原因は?
血流が悪い場合、全身に血液を届けるために血圧を上げたり、心拍数を増やして対応しますが、ドロドロの血液が脳に一気に流れ込むと血管の内壁を傷つけたり、血栓ができて脳梗塞をおこす危険があります。
それらを防ぐために首の筋肉をギュッと絞ったり、背骨を曲げて血流を調整するのですが、首や肩は筋肉が緊張してパンパンになり、顔は充血して赤くなり、ほてったりする、いわゆるホットフラッシュの症状が起きてしまいます。
ホットフラッシュの症状の解決策は、血流を改善することが最優先だと思います。

自律神経のバランス
自律神経のバランスを整えることも解決策の1つです。
自律神経の乱れに対して医療のできることは意外と少なく、お薬を飲んで治るようなものでもありません。
自律神経へのアプローチとしては、背骨や骨盤の歪みを整えることがほとんど唯一と言ってよい有効な方法だと考えられています。
その他にも運動をしたり、お風呂に入ったり、朝日を浴びたり、生活習慣を見直すことで乱れている自律神経のバランスを整えることができるので、自身で見直せる部分は見直して、整体の施術と並行して改善に取り組んでいくと良いと思います。
更年期障害というと、なんとなくネガティブなイメージがありますが、しっかりと改善に取り組むことのできる症状ですので、お悩みの方はぜひご相談ください。

ではまた次回( `ー´)ノ