「失敗の仕方」の巻

その5「失敗の仕方」

さて、今回から少しビジネスチックなお話をしていこうと思います。

これから、いろんな「方法論」をお伝えしていきますが、

一応、先に言うときます☝️

はじめからすぐにうまくいくと思っている人は成功しません!

皮肉なもので、物事を簡単に考える人ほどなにをやっても上手くいきません。

それは治療院経営も同じで、

「あのチラシを真似して広告を出せば患者さんが集まる」

「ホームページを強くすれば新規が増える」

「ちょこっと技術を勉強して真似すれば患者さんは増えてくれる」

なんて、そんなに簡単なものではありません。

考えてもみましょう。

言われたことをやるだけで、患者さんが集まり予約もバンバン埋まるのであれば、誰でも億万長者になってしまいます。

残念ながら神様はそのような世の中を作りませんでした。

努力した人、学ぶのが好きな人だけを成功させる世の中にしたのです。

では、どうすればいいのでしょうか?

まず、以下のことを認識してください。

①絶対に効果が出るノウハウはない 。

②うまくいくまで失敗を繰り返す。

まず1つ目ですが、

上手くいっている先生は必ず独自のノウハウを持っています。

しかし、そのやり方で全員が上手くいくかというとそうではありません。(ということに僕も最近気付きました)

理由は簡単で、

まず、みんな性格が違います。(これが一番の理由かな)

そして、育ってきた環境や物事に対する価値観が違います。

同じ性格で全く同じ価値観を持っている先生同士なら、同じノウハウを使えばうまくいきますが、

そうでない場合は、そのノウハウをまずは言われた通りにやってみて、徐々に自分なりのアレンジを加えていくことが大切です。

※遠回りしないように一応お伝えしておきますが、川口先生が教える「技術ノウハウ」だけはアレンジしないようにしましょうね。

さて、2つ目。

「自分の成長よりまずはお金や」といった はやる気持ちが短絡的な自分を作ってしまいます。

はっきりと言いますが失敗する覚悟をしてください。

失敗の中から模索することが必要で、極論かも知れませんが 失敗の中からしか成功はありえません。

 

上手くいっている先生を見ると失敗の仕方が違います。

・治せないのにたくさん集客をしようとする。

・リピート戦略(技術やトーク)をもたずに初回値引きで患者を集める。(結果2回目は来ない)

・初めて撒くチラシなのに10,000部も折込みをする

・勝算がないのに100万円近いホームページを契約する。

なんてことはしません。

成功の前提が失敗にあるとするなら、意図的に小さい失敗を短期間で数多く繰り返すのが最善の方法です。

するとうまくいくための兆候を早くつかむことができるようになります。

なにを実践したら技術が上がったのか。

なにを変えたら売上が増えたのか。

これが本当の意味でのノウハウになっていきます。

成功は失敗の中にある。

このたった一つの認識があなたを成功に導きます。

また、自分がほれ込んでもいない商品は売れるハズがありません。

僕らでいうと、それは「技術」になります。

技術のことをどれだけ考えて、その修練にどれだけの時間を割いてきたか。

その時間が自信となりその商品に対して熱意がこもります。

だからこそ、患者さんの心を動かして買う気にさせることができます。

もちろん、そんなことをしなくても世の中には素晴らしいマーケティング手法があります。

大手通販サイトやテレビショッピング的なものがそれに当たりますが、その広告宣伝費は到底 僕たち個人レベルで支払えるような額ではありません。

毎月広告費に百万円以上の予算を組める会社なら、ガラクタでも買わせることはできるでしょう。

もっとも、そんな会社は同時に「お客様から支持されていない商品の寿命は短い」ということも重々理解しています。

だから、高い広告費をかけて魅力的な誘い文句を作りどんどん新しい商品を世に送り出すわけです。

治療院経営は地域密着型のビジネスなので、同じことをしてしまうとどうなるかは言うまでもないですが、

悪い噂が早く広まれば 早く潰れるだけです。

この仕事をする以上、技術力以上に強力な武器はないということも知っておいてください。

あ、あと余談ですが、

治療院さんだけじゃなく多くの企業さんが、その強力な武器を持っていないんです。

強力な武器に出会うかどうかは「運」なのかもしれませんが、

つまり僕たちはそれだけ大きなアドバンテージがあるわけなので、

やるかやらないかは