前回は、水分補給について電解質のバランスが重要だというお話をしましたが、日本人の多くは、ナトリウム(塩)を多く摂り過ぎていて、カリウムの摂取量は少ない傾向にあります。

ナトリウムとカリウムのバランスが崩れるということは、
ナトリウムが多い/少ない
カリウムが多い/少ない
この4パターンが考えられますが、例えば高血圧などで減塩をしている人はナトリウムが多いタイプだということです。
それで効果が出ない場合はカリウムが少ないパターンも考えられるでしょう。
減塩食が辛い人はカリウム食に切り替えるのもありですね。

カリウムを豊富に含む食材
野菜は旬の時期に一番栄養価が高く、その時期に体に必要な栄養素がたっぷり含まれています。
つまり、おすすめのカリウム食は夏野菜です!

トマト:夏野菜の代表ともいえるトマトにはカリウムがたくさん含まれています。
リコピンという成分は加熱調理することでで吸収率が高まります。

きゅうり:きゅうりは約90%が水分でできており、体を冷やす効果があります。
カリウムが豊富に含まれており、むくみ解消や高血圧予防に効果が期待できます。

なす:ビタミンやミネラルは少なめですが、カリウムに加えて抗酸化作用の強いポリフェノールが含まれているため生活習慣病予防にも効果的です。
ポリフェノールは皮の部分に多く含まれているので、皮ごと食べるのがおすすめです。

ピーマン:美肌効果が期待できるビタミンCやβ-カロテン、カリウムが豊富に含まれています。
血液をサラサラにする効果が期待できることから、心筋梗塞や脳梗塞の予防に効果が期待できます。

とうもろこし:主成分は糖質で、ビタミンB1やビタミンB2、カリウムがバランス良く含まれています。
食物繊維も豊富で腸内環境を整える効果があります。

旬の野菜にはその季節に負けないための栄養素が豊富に含まれています。
カラフルな夏野菜を食べて、ナトカリ比を整えましょう!

ではまた次回( `ー´)ノ