この季節になると、連日のように熱中症対策を呼びかけるニュースを目にしますが、具体的にどういったことに気を付けたらいいのでしょうか?
熱中症の原因と対策のポイントを押さえて、暑い夏を乗り越えましょう!
そもそも熱中症ってなに?
熱中症とは、体温の上昇や目眩(めまい)、痙攣 (けいれん) 、頭痛など体温が上昇することで起こる健康障害の総称です。
体内の水分や電解質のバランスが崩れたり、体の外に熱を逃がす働きが追い付かずに体温の調節ができなくなることで引き起こされます。
子供から高齢者まで命に関わることがありますので、正しい知識と予防が必要です。
水分補給の盲点「電解質」
熱中症の主な原因の1つに「脱水」があげられます。
対策としてはシンプルに水分補給が有効なのですが、ここで気を付けたいのが、「水」だけではなく「電解質(塩分などのミネラル類)」の補給が重要だということです。
汗をかくことで電解質も失われていますので、「水」だけを飲んでも、体の細胞に水分が行き渡らないのです。
水や麦茶を飲む場合には、電解質も一緒に補給しましょう。
血流の悪い人は熱中症になりやすい
体内の熱が高まった時に、血液を利用して体温を調節するという機能があります。
熱い血液が皮膚近くの毛細血管に広がり、その熱を体外に放散して血液の温度を下げます。
体温が上がると皮膚が赤く見えるのは、皮膚のすぐ下の血管が拡張してたくさんの血液を冷やそうとしているからです。
つまり、血流の悪い人は体温調整が苦手です。
暑さに弱く、熱中症のリスクが高いので、普段から血流の改善を意識しておくと良いですね。
まとめると、熱中症対策のポイントは、「水分補給」と「血流」です。
子供は電解質不足、高齢になるほど血流の悪さが熱中症のリスクを上げている要因だということです。
次回は自分でできる血液のチェック法をご紹介したいと思いますので、お楽しみに!
ではまた次回( `ー´)ノ