1000本ノック!(ニュースレター活用法②)

さて私の治療院ではニュースレターを以下のように使用しています。

1.毎月既存患者さんに手渡し

目的は関係性の構築です。専門家としてのしっかりとした立ち位置を築きます。

また患者さんが来なくなる理由として「施術を受ける必要性が分からない」というものがあります。専門家の私たちがら見れば「当たり前のこと」でも患者さんは素人です。

患者教育ツールとしても威力を発揮します。

2.時期をみて休眠患者さんに送る

目的は完治してからの関係性の維持、つまり「忘れられない」ため。

ニュースレターは売り込みの広告ではないので「嫌われない」という特徴があります。

その結果「再来院率」がグンと上がります。

3.紹介用ツールとして使う

ニュースレターをストックしておいて、既存患者(紹介する人)のお友達(紹介される人)の症状に合ったニュースレターを選別して渡す。

 

ニュースレターは

最近暇になってきたから、予約の空き状況が目立ってきたから「やる」のではなく、その前から関係性を作っておくことが大事です!

そして、

これらの使い方はまだまだ「序の口」です。

 

実はニュースレターは

「新規獲得」にも使えます。

 

私の院では毎月5000部の折込をしています。

毎月チラシを入れていては「またここのチラシか…」「よほど暇なのか?」と思われても仕方ありませんが、

 

ニュースレターはあくまで「自分でできる体操の方法」や「痛みが出ないための予防」など「ら健康の情報提供」なので、さらっと読んでもらえます。

 

すると、どうなるか?

 

「ここの先生は体のことをよく知ってるな。」

「旦那が腰痛だから見せてあげよう。」

「この体操やってみようかな。」

 など、毎月の接触で見込み患者に院の存在を知ってもらいます。

すると、

痛みが出る

どこかないかな?

あっ、あの先生のホームページを見てみよう!

 

という流れになり

問い合わせの電話が鳴ります。

 

ニュースレターは特に「売り込み」をするわけでもなく、ただただみんなが知りたい「健康情報」だけを載せているだけなので、

仮に今後広告規制が厳しくなっても、近隣のライバル院からチクられることも厚生局から罰せられることもありません。

※管轄の保健所に確認を取ったこともありますが、内容的にOKを貰えました。

「7.000円が今なら980円!」などと、根拠のない値引きをする必要もありません。

ニュースレターはただただ信頼を積み重ねていくものですので、すぐにドカーンと結果が出るわけではありませんが、1~2年でお店を畳もうと思っている先生でなければ絶対にやるべきです。

ちなみに費用対効果の面でいうと、

5,000部を折込みするのに掛かる費用は

折込   9200円(ラクスル価格)

印刷 16,500円(1枚3.3円計算)

合計 25,700円

私の治療院のLTVが7.7万円なので、

「ニュースレターを見て来ました。」という患者さんが月に1人でも来れば十分ペイできる計算になります。

2-3万円の投資で約8万円の利益が生まれる。

ということは逆にやらないことでどれだけ売上の機会を失っているか容易に想像がつきます。

 

また相乗効果もあります。

私の院ではチラシを撒くこともありますが、毎月 役立つ情報提供をしている治療院のチラシなので、ただチラシを配布している治療院とはイメージがまるで違うわけです。

 

「あ、いつもニュースレターを届けてくれる治療院か。」

となり、行きやすいわけです。

 

もう一度整理します。

ニュースレターは

既存患者さんに渡して情報提供することで関係性を作ります。

休眠患者さんには「そろそろ行かなきゃな」と思い出してもらうことで再来院率がアップします。

紹介を依頼するときに渡すこともできます。

情報量の少ない紹介カードだけではなくニュースレターを渡すことで事前にどんな治療院かを知ることができ安心して来ていただけます。

素人から素人への伝言ゲームをなるべく正しく伝えていくにはニュースレターは持ってこいのアイテムです。

他の集客の導線(チラシ、ホームページなど)との相乗効果ぎ得られます。

 

ここ数年治療院の数は劇的に増えました。

しかしこれから人口は減っていくので当然のように集客数は減ります。

 

しかし、

その中でも集客数を増やしたり集客数を維持しながら、治療に対して意識の高い優良患者さんばかりを集める治療院も存在します。

 

そうなるためにはどんな取り組みをすべきか?

 

オフライン集客では確実に

「ニュースレターでの信頼構築」です。

少し想像してみてください。

あなたがニュースレターを毎月配布しているとして、

そのニュースレターを毎月読んでいる人の中で腰が痛くなった人がいた場合、

 

あなたの治療院が選択肢としてあがってくるのは容易に想像が付きます。

 

もし、ニュースレターを読んでいる方の家族が腰を痛めた場合、

選択肢にあなたの治療院が入ってきます。

見込み患者さんが欲している情報を専門家の立場から届けるのです。

ニュースレターを作る目的は2つ。

既存患者さんと信頼関係を作ること

見込み患者さんを「患者さん」にすること

です。

ニュースレターはどんな先生でも活用できるものですが、特に「売り込み」が嫌いな先生、「安売り」することに抵抗のある先生は、是非一度と言わず二度三度と試してみてはいかがでしょうか?