「バケツを水で満たす」の巻

その11「バケツを水で満たす」

「バケツを水で満たす」ということですが、安定した治療院経営を続けるにはコレがとても重要です。

先生の技術レベルによって改善するスピードは違えど、こちらの指示通りに来院してくれさえすれば、患者さんのお悩みは解消していき喜んでくれます。

おとぎ話なら めでたしめでたし♪  でハッピーエンドを迎えるのですが、その後もメンテナンスで定期的に通院して欲しいのがこちらの本音です。

 

もちろんそれは、患者さん自身の健康を維持するために必要なことでもあります。

 

以前にも少しお話しましたが「新規顧客の獲得にかかるコストは既存顧客を維持するコストの5倍」といわれています。

〝新規は5倍コストがかかる〟

ここをどう捉えるかで戦略が変わってきます。

新規集客は当然必要です。

ただ、知っておいて欲しいのは新規集客は獲得コストが高い(紹介は別)にも関わらずウチでは新規の患者さんは通常の4倍も施術時間が掛かります。

つまり利益率が低い。

時間とお金はかかるけど、1時間単位で見ると大した利益にはならないので新規に頼っていると経営は安定しないということです。

だからこそ、新規集客以上に〝既存顧客の維持〟が利益を出す上でとても重要になってきます。

では、具体的に何をすればいいのでしょうか?

ここでポイントになるのが今回のテーマでもある「バケツを水で満たす」というもの。

一般的には「囲い込み戦略」といわれます。

家電量販店が分かりやすいですが、ヨドバシカメラやビックカメラ、ヤマダ電機などが顧客を維持するためにしのぎを削っていますよね?

SNSやDMなどを活用しお客さんと繋がるためのコンテンツを発信しています。

業界で生き残るためにコストをかけているのです。

だから、今回お伝えしたいのは新規の集客ばかりを追っていくのではなく、既存顧客の維持にもコストを掛ける必要があるということです。

※コストとは、お金を掛けるだけじゃなく 患者さんが喜んでくれるためにする労力も含む。

ちなみに、ウチの治療院でも様々な取り組みをしています。

季節ごとのものや、患者さんのお店に行ったりコンサート(発表会?)を観に行ったりするのも結構喜んでくれます。

また、定期的に情報を発信しています。SNSを使ったりもしますが、一番面倒じゃないのはニュースレターですね。

↑こういうの。(↑はサンプルですが、院のニュースレターは僕の顔に書き換えてくれています。)

僕はテアシスの事務さんにお願いをして、自分用のニュースレターを作ってもらっているので、自分でネタを考えたりデザインしたりする手間がいらないというのが続けられる理由でしょうか。

たぶん、皆さんのも言ったら作ってくれる・・のかな?

まぁ、興味のある先生は研修会場の受付のところにニュースレターの現物を置いているのでどんなもんか見せてもらってくださいな。

患者さんは一度来たらその後も自動的に来続けてくれる訳ではありません。

いつ他のお店に行ってしまうか分かりません。

ちょっとした違いが大きな差を生みます。

釣った魚には餌をやらないタイプの男性諸君は 特に注意が必要ですぞ!!

ではまた。