みなさんは夏のあいだ紫外線対策はされていましたか?
紫外線はDNAを損傷させ、肌細胞全体にダメージを与え、活性酸素(ほかの物質を酸化させる力が強い酸素)を必要以上に発生させるので肌トラブルの原因となるということが明らかになっています。
つまり、シミやシワをつくらないために紫外線をシャットアウトしようということですね(^^)
これは正しいと思うのですが、もっと良い方法があるのをご存じでしょうか?
今回は本当のシミ、シワ対策についてのお話です。
美しい肌の最大の敵は加齢ではなく紫外線です。
これは女性のみなさんは共通認識としてあるかと思います。
夏場でも忍者みたいな恰好で歩いてる人もいますよね(^^)
紫外線が美肌の敵だというのはおおむね正しいかと思うのですが、栄養学を勉強して、普段から患者さんの栄養状態や血液検査の結果などを見せてもらっていると思うところもあります。
それは、、、
「もっと優先することがある」です。
それは何かというと
「甘いものを食べすぎ」だということです。
紫外線よりも怖い!身体の「糖化」
簡単に言うと、「糖化」はタンパク質や脂質が余分な糖と結びつくことで、身体の細胞などを劣化させていく現象です。
活性酸素による酸化が「身体をサビさせる現象」。
これに対して、糖化は「身体をコゲさせる現象」と表現されます。
タンパク質と糖質が結びつく現象のことを「メイラード反応」と呼び、身近なところだと、ホットケーキやお好み焼き、焼き鳥、炒めた玉ねぎなど、こんがり焼けたものに見られます。
いわゆる「コゲ」ですが、これが人間に起きることが体の糖化なのです。
メイラード反応で糖化されたタンパク質によって「AGE」と呼ばれる悪玉物質が大量に作られます。
AGEとはAdvanced Glycation End Productsの略で、日本語では「糖化最終生成物」または「終末糖化産物」と訳されています。
なんか怖い名前ですが、実際に怖い作用があります。
AGEはタンパク質を攻撃し、その機能を低下させる働きがあります。
体の元であるタンパク質が劣化することで、あらゆる老化につながってしまうのです。
夏が終わったから言いますが、忍者みたいな恰好をしても、あんまり意味ないですよ(‘Д’)
紫外線はビタミンDの生成に必要ですから、むしろ適度に日光を浴びることは美肌効果があると言えます。
忍者みたいな恰好をしてアイスとかスイーツとかを食べまくっていた人!
なんか間違ってますよ(‘Д’)
来年の夏は忍者になってしまわないように注意しましょう。
ではまた次回( `ー´)ノ