お酒には塩分や脂肪分の多い料理やおつまみがつきものですから、飲み過ぎに加え、ついつい食べ過ぎてしまうこともあると思います。

お年頃(中年)であれば、血糖値を気にしている人は多いですよね。

肥満を気にするのはもちろん、将来の糖尿病を恐れてのことでしょう。

今回は、食後の血糖値が上がることのリスクと対策についてのお話です(^^)

最近では、食後に血糖値が急上昇する、いわゆる「食後高血糖」のリスクも知られるようになってきました。

食後高血糖の人は心筋梗塞などの死亡リスクが高くなります。

また、食後高血糖は、老化の原因の1つ「糖化」を進めるという点も無視できません。

老化というとお肌や髪の毛などの目に見える部分をイメージするかもしれませんが、血管や内臓も老化が進むのです。

 

糖分の吸収を緩やかにする食物繊維

野菜や海藻類、きのこ類に豊富に含まれる食物繊維は、急激な血糖値の上昇を防ぐことができるといわれています。

食事の時に最初に野菜を食べる「ベジファースト」をすることで、同じ食事内容でも食後血糖値の上昇が緩やかになりますので、副菜(食物繊維)→主菜→主食の順番での食べ方が理想的です。

 

隠れ糖尿病というのもある

健康診断では通常、前夜から10時間以上絶食した状態で測定する、空腹時血糖値によって糖尿病の可能性を判断します。

その検査では血糖値は正常なはずなのに、じつは糖尿病のリスクが高いタイプが食後血糖値が高い人です。

隠れ糖尿病やステルス糖尿病などた言われ、気づかないうちに動脈硬化などが進み、心筋梗塞や脳の血管障害のリスクが高くなっていくのが怖いですね。

糖尿病の治療では近年、食後血糖値のコントロールが重視されています。

ご自身の生活習慣を省みて、心配だという方はぜひご相談ください!

ではまた次回( `ー´)ノ